・ジクロロメタン系剥離剤は、換気の無い密閉場所での使用は避けてください。
酸素欠乏や有機溶剤中毒を起こし、非常に危険です。
・必要以上に強力な剥離剤の使用は避けてください。
臭気などの作業環境、接触した場合の薬傷、漏出時の被害が悪化するおそれがあります。
1. 容器に記載されている注意事項、使用方法をお読みください。
2. 内容物が均一になるように、よく攪拌してください。
3. 小出しする容器は、鉄、ステンレス鋼、ポリエチレン製が適しています。
4. 被剥離物に、ゴム、プラスチック部分がある場合には、必ず保護養生するか、取り外してください。また、めっきや合金部分は変色することがありますので、あらかじめご確認のうえ、ご使用ください。
1. 酸性剥離剤の場合、使用する器具は耐酸性のものを使用してください。刷毛は耐酸性刷毛を用い、容器類はステンレス鋼製やポリエチレン製を用いてください。
2. ナイロン製の刷毛は不適です。
3. 素地が鉄の場合は水洗後、比較的短時間で錆が発生しますので、素早く乾燥させ次の工程に移るようにするか、防錆剤による処理を行ってください。
1. 洗浄水は、水質汚濁防止法、下水道法などの法律を守って処理してください。
2. 次項の「環境対策上の注意事項」の項目に沿って処理を行ってください。
非ジクロロメタン系(環境対応型)剥離剤と、ジクロロメタン系(従来型)剥離剤で異なります。
以下のページをご確認ください。
→ 非ジクロロメタン系剥離剤
→ ジクロロメタン系剥離剤
1. 保護具はそのほとんどが剥離剤に直接触れると溶解、膨潤、腐食されるため、剥離剤が付着したまま放置されますと使用できなくなります。
2. 保護具に剥離剤が付着した場合、および作業終了後は、直ちにウェス等でふき取り、よく水洗した後、十分乾燥させ保管してください。